でんでん虫
「でんでん虫の会」のおしゃべり会に参加してきました
「でんでん虫の会」は
ひとり暮らしの会員同士がお互いを支えあうことを目指し
交流活動や生活の支援を行うNPO組織です
ひとり暮らしをされている経緯は様々で
熊本に身寄りのない方もいらっしゃり
高齢の方であればアパートを借りる身元保証人が必要だったりします
電球を替えるのも一苦労なこともありますし
何かを捨てる・買うも若者よりもずっとハードルが高い
生きるうえでの「困った」を助けるのが福祉なわけですが
行政では難しい隙間を埋めたり
「ちょっと手伝ってほしいんだけど」とフランクに頼めたり
「一人じゃないよ」な場をつくるのがこの でんでん虫の会
今日は30代から90代までの約20名が参加されていました
テーマを決めておしゃべりするのですが
”顔を見合わせる、話をする”
というのが目的です
この場を楽しみに来られている方が何人もいました
来られた方お一人お一人に 静かにお茶を配る男性もいました
真っ赤なハンチングをかぶったオシャレなお姉さまもいました
「生存確認もあるとたい」と笑っている方もいました
参加者のなかには元ホームレスの人も何人かいます
ホームレスとなり そこから抜け出して
この場にいるというストーリーをお聞きするのも興味深い
リーダーとして司会をされていた方は
かつて交通センターの地下で生活していたところ
この会の代表の方に救ってもらったとおっしゃっていました
その代表の方はまた参加の方お一人お一人をとても大切に思っていらっしゃるようでした
仲間何人かでホームレスの方々に おにぎりを持って行ったのが
活動のスタートだったそうです
「迷惑かもしれない」
「見下してる、と思われるかもしれない」
というドキドキを抱えながら声をかけました
「おにぎりを持ってきても良いですか」
と。
そこから始まった彼の支援活動
参加者と彼がお話をされている様子を拝見していると
いわば「支援されている側」と「している側」という図ではあるものの
「あっち側」と「こっち側」という様子は見えず
リスペクトが大前提の 丁寧に結ばれた絆があるようでした
支援をするというのは 「施し」とは違います
福祉とは何か
と考えるきっかけとなりました
帰り際に「またお邪魔させてください」 というと
どなたもとても喜んでくださいました
明らかに場違いというか雰囲気の違うわたしでしたが
手を広げて歓迎してくれたのには とてもほっとしました
最後にした卓球がとても楽しかった
元卓球部ですのでね
まだギリギリ ボール当てられました
衰えやばし
0コメント