韓国に来ています



『サダム・フセイン』と言えばちょっと怖いイメージがありました


《THE 悪者》という印象でした



ヨルダンで縁のあったおばちゃんと

言葉を介さないコミュニケーションとして

彼女のスマホに入っている動画や画像を一緒に見る時間がありました



そこに突如現れたサダム・フセイン


心の中で「おっ」と小さな波がたちました


でもおばちゃん

スマホにチューする感じで

「Hero!」と言ったのです


驚いて理由を尋ねると

「強いから」という答え



気づきました



自分の位置からと他の位置からでは

物事の見え方が違うこと


そんな簡単で当然なことをあまり意識してこなかったということも

その時に初めて知りました


悪者は当然 どこでだって悪者だと思っていたのです



あの時

サダム・フセインとアメリカが色々やり合っていた あの時

きっとわたしは洗脳されていました


9.11以降 イスラムは危ない と

滅ぼされることを願うべきだから 攻撃も当然だと



洗脳なんて簡単です


「あの国やばい」

「あいつやばい」

と繰り返し繰り返し言って印象づければいいんだもん


政府はメディアを通じてよくやってます





今 韓国に来ています



わたしの友人は韓国人と結婚しました


それはそれは家族想いであり 人想いの優しい彼と


彼らの結婚式のための渡韓です



こんな時だからこそ

個人と個人の繋がりを強くしていくことにロマンや可能性を感じるし

小さくても確実な平和の一歩であるものです




どの国にもある「国の思惑」が潜む報道をただ信じるのではなく

出会った一人一人と血の通ったコミュニケーションをすることで

見える景色をわたしは大事にしたい


「報道ではこうだけど こういう面もあるよ」

という第二・第三の確な情報も大事にしたい




友人たちを平和の使者だと言っているわけではありません

彼らはただ愛し合っているだけです


でも愛とは平和なのだと思います




写真はインドネシアのパスポートに興味津々の6才2人

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