チームおもやいの輪:佐賀 豪雨災害取材ルポvol.2



バルーンフェスタが今日から始まりました佐賀市


11月2日には街中でディズニーパレードも行われるそうですよ


熊本も元気をもらいましたディズニーパレード

きっと観光客も大喜びです



さて 引き続き佐賀のお話



お邪魔してきた 武雄の民間ボランティアセンター『おもやいボラセン』




ここは社会福祉協議会設置の災害ボランティアセンターの隣にある旧幼稚園を拠点にしています


各部屋の前は土間のような作りになっているし

トラックも乗り入れられる


水道設備は備わっているしボランティアの拠点としては機動力の高い最高の場所


かつての幼稚園は今 水害を機に活気を取り戻しています


8月28日の災害を受け 9月6日に立ち上がった おもやい には

いろんな人が集まりました


地元で事業をしている人 団体を持っている人 お寺の住職 主婦などなど

それぞれのネットワークを駆使しサポートの輪を広げています


何もかも初めての体験だった 立ち上げ人の一人、ちわたさんは

ここで行われる支援の奥行きを話してくれました


「皆さんね、自分のとこより大変なところがあるからって遠慮されるの。

なんでも言える関係を少しずつ作ってきています。

ボランティアさんが入って作業を進めるうちに

「やっぱりここも」なんてこともあるから

何度も何度もこれで終わりでいいかを確認します


片付けをしていて具合が悪くなったりしたら行政や社協につないだり

家庭に他人が入ることにものすごく抵抗がある人もいる。

家庭の状況に合わせて 

時には時間をかけながら支援を進めています」



ひっくり返ったような家の片付けや泥のかき出しや

床の張り替え、必要な物資の配給や電化製品などの手配など

支援の種類をここに書き出してみれば シンプルに感じますが

話をしながら一人ひとりのニーズや状況を確認するという

血の通ったコミュニケーションが必要なことが分かります


そして こうやって被害に遭われた方の心も少しずつ癒やしているのかもしれません



そして 


「ここはね、誰でも来てくれたらありがたいんですよ。

ボランティアさんのマッサージをしに来てくれた人もいたりして。

必ずその人にあった支援の仕方がある。だから誰でも来てほしいんです。

リーダーの鈴木さんがいっちばん大事にしているところなんですよ」



例えばちょっと引きこもりがちの人も

「ありがとう」と言われることでここに居場所を見つけて

力を蓄えて自信を取り戻して 「またがんばってみよう」と社会に戻っていく

なんてこともあっているそうです



あぁ 人って感謝されたい生き物なんだ


「してほしい」って思いがちだけど

生きていることを実感できたり充実感を得られるのって

誰かのために何かをできたとき


あげてるように見えて実はもらってるんですね





ちわたさんはこんなこともおっしゃっていました


「特にご年配の方は 地域の繋がりの中で生活されています

住まいだけの問題ではないんですよ。

出ていくことはいつでもできるけど、安心して長くこの地域に住んで欲しいし

そんな状況をつくっていきたいですね。

ここは水害からは逃れられません。

それにどこでだって災害はあるから 自分たちの町ヂカラを高めてうまく付き合っていかなきゃ」



ヨーロッパで

「どうして地震がくるって分かってるのに日本人は住んでるのか不思議だよ」

と言われました

なぜってそれは そこが故郷だからです


災害が来ないことを願うのではなく

迎え撃つくらいの勢いで対策ばっちりにできたらいいな←




災害は怖いし嫌だし辛いし

やたらと後片付けが大変だし

奪われて欲しくないものを持っていくし

「2度と来ないで!」と睨みつけたくなるけど

副産物もたくさんあります


おもやいボラセンは それを根こそぎすくい上げているように見えました


かっこいい!!!!

ボランティアさん とっても募集しています

1日でも どなたでも まずはお問い合わせください


【おもやいボラセン】 

〒849-2201 佐賀県武雄市北方町大字志久1591−4(旧北方幼稚園)

ボランティアに関する問い合わせ先: 080-3518-8495

被災された方の問い合わせ先: 080-1500-0001 


*活動支援金寄付先*

  佐賀銀行 北方支店|(普通)3021676 口座名義:チームおもやい


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