8月15日を迎えて

歴史を正しく学んでいるかというと
即座に「No」と答える

今 歴史と同じ定規の上にいるなんて 想像しにくいし

今の状態がゆるっと続くという平和ボケ感さえある


だけど

歴史を操らず 二度と同じ過ちを犯さないという決意が
街にも人の心にも染み込んでいるドイツを知りました

多くの国が 隣国と争っていることも知りました

日韓のちょと心配な状況があります



もっとちゃんと日本の歴史を学びたいし
その必要があると思うようになりました

前は「自分の国のことくらいちゃんと知らなきゃ恥ずかしい」
と思っていたけど
平和のために学びたいと思うようになりました


「した」「された」
の視点を越えて
ちゃんと学びたい


日本は何をどういう風に決め
何があり、何をし
何を決意してきたのか



戦争を知る世代が限られていく中で
それを見極めて
平和な未来を 今の世代でも選びたい


ドイツは
「これでもか!」ってくらいに
自国の黒歴史を表に出しています

「なかったことにしない」ための法律まであるし

忖度なしの事実を幼い頃から学びます

歴史に対して十分なのか 
は私には分からないけどその姿勢は徹底しています


ミュンヘンで ひとり訪れた 
ナチスドイツが歩んだ歴史を展示する NS Documantation Centerは
その外観さえも
ここがナチスに心酔する人たちのメッカにならないように
ものすごく注意を払ってデザインされたそうです

ちなみに入館料は無料です


なんのためって繰り返さないために



いかに悲惨だったかということだけではなく

どうすれば戦争が起こり
虐殺が正当化されていくのか
が提示してありました

それを通して
平和には何が必要か
ということを投げかけてあるようでした


「やってしまった」国だからこそ
「もう二度と繰り返すわけにはいかない」
という意志の強さが見えます




平和は 一度なくすと
取り戻すのにものすごい時間とエネルギーと工夫が必要になります
お金もかかります

「平和を」と声を挙げることすら難しくなります



平和ボケしていてもいいけど
その価値を知り 手放さないような姿勢と努力だけは
怠るわけにはいかない


来館者は 若い人がとても多かったです
彼らは世界の希望の種




《The Munich Documentation Centre for the History of National Socialism》
https://www.ns-dokuzentrum-muenchen.de/en/documentation-center/about-us/
地べたに座るのは結構普通なようで 持ち運びできる椅子も貸し出しがありました。
皆さん、さらりと見る・読むというよりもしっかりがっつり理解しているようでした
ユダヤ人に対していつ どんな法ができたかを 年を追って表示してありました

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