おとしもの
平和村のことをもっともっと書きたいけれど 今日はちょっと別のこと。
今はパリにいます
ドイツ→ベルギー→ヨルダン→トルコ→ギリシャ→北マケドニア→セルビア→ハンガリー→オーストリア→ドイツ→ベルギー→スウェーデン→フィンランド→ドイツ→イギリス→フランス
国で言うならば13カ国目です
ロンドンは刺激がいっぱいで
目まぐるしく過ぎて行きました
これまでの国々と違う 大都会感
ハリーポッターやブリジットジョーンズなど
大好きな映画も物語も
ここで生まれたものであることや
知っていることのあらゆるものが目の前にあって
どうしても
「あれのあれがここに!!」
みたいに心踊るのでした
イギリスの方は
色使いがとってもお上手!!!
単色の服を こんなに上品に着こなすのかと驚きます
いくつになっても着たいものをカッコよく着るって とっても素敵!!
「こんな風に歳をとりたいな 〜おしゃれ編〜」
のお手本を見せてくれているようでした
建物やお店の外観、お庭、そして人
どれをとっても気品溢れる国という印象です
完全に観光で楽しんだのですが
最後の最後
娘の大事なお人形のレミンちゃんを失くしてしまいました
2年前のクリスマスから 娘がどれだけ大切にしていたか知っています
一緒にいろんなところに行きました
爪には大好きな水色のマニキュア
少しアイシャドウ
自分と同じ場所にほくろをつけて
大事に大事にしていました
「あそこにあるかも!」
といくつもの場所に問い合わせ 出向き確認しましたが
見つかりません
地下鉄のゲートで案内をしているおっちゃんは
虚ろな目で 気持ちを入れずに流れ作業のように
目を合わせずに お客さんからの色々な質問に答えていましたが
「人形を失くした」
と言うといきなり頭のスイッチが入ったように
「彼女の大事なものなんだな、じゃぁここに問い合わせてみて」
と教えてくれました‘
人形のことで人の手を煩わせるなんて…
と言う気持ちももちろんゼロではありませんが
でも 娘にとっては大事なものだということを理解してくれたことが
心を温めてくれました
昨夜は「明日ここに問い合わせよう」
と言って気持ちを立て直しましたが
いよいよ今日になって問い合わせたり確認に行くうちに
難しさが募ってきて…
ほかに手立てがなくなってから娘は1時間近く泣き続けました
こんなに泣くのは初めてです
今日はロンドンからパリへの移動。
「レミンちゃんから遠くに行きたくない」
と泣く娘を どうにもこうにも慰められず…
だって私もとっても悲しい
日本に帰ったらまたレミンちゃんが欲しいと言っています
「あのレミンちゃんじゃなくていいの?」
と聞くと
「帰ってきたことになるからいい」
と。
あっさり目な性格なのは長所です笑
私たちはこれまで ありがたいことに
本当に危険な目にあうことなく
体調を崩すことなく旅を続けてこれています
何かレミンちゃんが災いから守ってくれたかもしれません
娘には申し訳ないけれど
唯一の悲しい出来事がこれならばどれだけ恵まれているだろうとも思います
でも どうにかこうにか
戻ってきてはくれないかと願う私たちです
レミンちゃん、帰ってきてー!!!!
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