治療をがんばって 早く家族の元に帰ろう:ドイツ国際平和村

森や草原 ちょっと歩けば何頭もの牛や馬に出会える
穏やかで豊かな自然の中にあるドイツ国際平和村


元気 花マル
好奇心旺盛で
人懐っこい子どもたちが迎えてくれました


子どもたちはお互いに助け合い
子どもたちとスタッフの信頼関係が強く
スタッフやボランティアの方は活気に満ちて

とてつもなく素晴らしい場所



もうすぐ半年ぶりに新しい仲間を迎えます

それと入れ替わりに
治療を終え母国で生活できるまでに快復した子どもたちが帰っていきます


新たな子どもたちが来る ということは
現地では対処できない状態の子どもたちがいるということ

そこには平和はなく
貧困であるということ



私にとっては原点で 聖地のようなところで
子どもを託す親御さんにとっても
ここがなければ 命を落とすかも知れない
「一縷の望み」のような救いの場所であることに
間違いはないのだけど

そうではいけない
あってはいけない

離れがたいほどに惹かれる場所は
早くなくなってほしい場所でありました


*****


ここには2歳から12歳の子どもたちがいます
どれだけ長く滞在したとしても(どれだけ治療に時間がかかっても)
16歳になる前に帰国します

少なくとも半年間はお母さんと離れている子どもたち


私と娘が一緒にいたり手をつないでいる様子を見たら
子どもたちは 辛いのではないか
と危惧していました

日本人スタッフで多大にお世話になった たえこさんに私の不安をお伝えすると


「お母さんを思い出すと思います。
でも それでいいんですよ。
治療やリハビリには痛みも伴うし
モチベーションを高く持つことがとても重要なんです。
がんばって早くお母さんのところに帰ろう、
って思うことがモチベーションにつながりますから。」



「自分がいきたいから」という理由で
相手のご迷惑になったり
不快な思いは誰にもさせたくありません

それは本末転倒

でも今回 どうしたって与えてしまう
少しの痛みに意味があるならば
わたしには大きな救いとなります


懐を借ります、ありがとう


たえこさんのその言葉によって
スタッフと子どもたちとの強い信頼関係を感じると同時に
やんちゃなみんなの くったくのない笑顔の裏には
堪え難い苦痛を受け 
帰る日を楽しみに耐えているということが
現実味を帯びて理解できるのでした



かわいい盛りの子の成長を見守れない親ごさんたちに代わり
スタッフが愛情を持って接しています

あぁわたしもここにいたい!

完全に消化不良です
全然足りません
もっともっと知りたいし
もっともっと深くコミットしていきたいし
もっともっと子どもたちと一緒にいたい

たった数時間の滞在だったのに
すごく不思議な気持ちで
平和村を後にしました




子どもたちの元気な笑顔をみんなに見せたい!

写真の掲載許可を頂き次第 
数回に分けてご報告しますね

おつきあいくださいませ



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