ガザの声、聴こう!!!

昨日の落ち込んでた自分ばかやろう


この本を読んで心から思いました

ガザに暮らす人々の叫びを聞いたような気がして涙が出て
知らなかったことだらけなことが悔しくて
最後に「自分の道をちゃんといこう」って勇気をもらい

とにかくあなたに読んでもらいたくて
いてもたってもいられずに
ブログを書いています

昨日お会いした国際支援のプロフェッショナル

国連パレスチナ難民救済事業機関UNRWAの
保健局長/医師の清田 明宏(せいたあきひろ)先生を筆頭に

NGO国境なき子どもたち でご活躍のお姉様方

日本赤十字から派遣されている医療従事の女性

JICA職員のフォトグラファー

そして救世主オニー(理学療法士/アラビアンコーヒー普及活動中)


わたしが中学生から抱く夢を
現実に走り抜けている夢のような方々と
お会いする機会をいただきました



いずれの方々も
ヨルダン、パレスチナ、レバノン、
シリア事務所をヨルダンに移設して業務にあたっているなど
中東近郊でご活躍されています

お一人は情熱大陸に出演されていた女性で
「どこかで見たことある…」
と考え続け
別れる直前に「あーっっっ!!!」となりました

お一人はまさかの熊本出身の同年代(に近い)方で
娘と超ローカル情報番組「くまパワ」の話をしだしてびっくり。


そしてお一人は今日ばったり会って嬉しくて…


そんなプロフェッショナルなメンバーの中にいるとますます
「何してるん自分」
って ちーん となっちゃいもするのですが


清田先生が私にも優しく話してくださるので
調子に乗って色々お聞きして
勝手に勇気をいただいて
色々ご縁を繋いでいただいて
そしたら最近出版された本をご紹介くださって
早速ホテルに帰って読んだら止まらなくなってもう全部読んでしまい
いてもたってもいられない
いまここなんです


ガザのこと、ちゃんと知らなかった
シリアのことは目立つし注目していたけどお
ガザはよく分からないまま
そのままになってました


実は、ベルギーではシリアやトルコからの難民は手厚く保護されているけど
アフリカの部族によっては国からの扱いがとても酷い
ということを聞きました
「注目されているか否か」ということは
その人々やそれ以外の人々にも
影響を与えているものなのだと
その時 理解しました
もちろんそれだけが理由ではないでしょうけれども



話は戻し
この本、とにかく読みやすいです

専門用語がずらり、なんてこともなくて
同情をひく内容が勢ぞろい、なんてこともなく
今のガザにおける人々の暮らしが想像できるんです

ガザってそもそも何?どこ?
ってとこから理解できます



清田先生にお会いしたのはこれが初めてで一度きりですが
(いつか取材に回れるほどになるので待っててください)
わたしの抱いた先生のあたたかい印象と
書かれる言葉や視点がぴったり
心に突き刺さるのでした


ガザのことなんて遠いこと、なんてとりあえず思わないで
あなたに読んでもらいたい
知ってもらいたい
関係ないって無関心から少しだけ進んでほしい
少しだけ世界で起きてる今に目を向けてほしい


子育てに、親の知見を広げるのは不可欠だと思っています
知らないことを知ると自分が見えてきます
選択肢が増えてきます
もらうことがいっぱいです


人々の関心が 明日の希望を持てない人の希望になれます



だから「読もう!読んだがいーよ!いや、読んで!!」
な感じで薦めさせてください

ぜひkindleで買ってください今すぐに
書店でももちろん買えます
印税も先生の手元には残りません
UNRWAに寄付されます
(kindleの方が寄付率が高いそうですのでよろしく)


先生、「人の不幸で書いた本だから印税なんてもらえないよ」
だって

「少しくらいくらいもらえばいいのに!」って言った自分
土下座してます今


内容を少しだけご紹介すると(いいかな、いいよね)

ガザでは
ガザ地区とイスラエルの境界線のフェンスに向かって行進する「グレートマーチ」が
毎週金曜日に行われています
行進といってもそれはイスラエル軍に撃たれに行くようなものでもある
命懸けの精一杯の抗いなのです
それでも人々はその行進に参加する理由として
こう書かれていました


「わたしたちは難民キャンプで生まれ、育ち、ずっと難民として生きてきたの。
だから、人間としての尊厳がほしい。
人間として世界中から認めてもらいたい。
そのためには、自分たちの故郷であるパレスチナの地に戻る権利を
グレートマーチで示すしかないのかもしれない」


わたしがケラケラ笑っていたであろう先週の金曜日に
そして何をしようかと胸を膨らませている今週の金曜日にも
グレートマーチは行われます


そして必ず大量の死者と負傷者が出るのです

先生が統括するUNRWAの診療所でも
その治療に追われます


それでも政治と経済制裁に翻弄され追い詰められ続けてきた人々が
生活を変える唯一の方法であり小さな希望になっているのだとしたら
それを目の当たりにしたところで
「やめなよ」と言えるだろうか


でもでも方法がみつかるまでどうか生きていてほしいと願っています


とにかく読んで!
ガザの声聴こう!!
一緒に願おう!!!


 
【天井のない監獄   ガザの声を聴け!】
 清田 明宏著
 集英社新書出版
 定価780円

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