「紙で。」
「包装紙の方でお願いします」
「でも…2つを包むので…ぐちゃぐちゃになりますよ…?」
「大丈夫です、お願いします」
好きな全国チェーンの雑貨屋さんのレジでのやりとり
贈り物を包んでいただきました
そこはプラスチックのギフトバッグが主流なようでしたが
包装紙タイプもあったので選びました
贈り物は四角いものではなかったし2つだし袋に入れる方がきっと容易です
だからか ちょっと気を悪くされたようでした
雑貨屋さんで働いていたこともあるので
その2つを包んでもぐちゃぐちゃにはならないことは分かってお願いしたのだけども
仕上がったものを受け取る時は 包装担当の方から
「2つを包んだのでぐちゃぐちゃなんですけど」
と前置きが。
きっとここは全国チェーンでラッピングの基準がとても高いのだと思います
それはお客様のため、クオリティを保つため
それに包装紙は広告なので ぐちゃぐちゃなものを渡すわけにはいきません
だけど全然ぐちゃぐちゃではありませんでした
このまま友人にプレゼントしても何も恥ずかしくないものでした
画一的なものを求めていない わたしの性格もあるでしょうけど
もしかするとこれを「ぐちゃぐちゃ」とクレームを言う方が一定数いるのかもしれないし
お店からしたらわたしは困った客かもしれないな
未来を変えるための選択や表現をしていきたいけど
誰かに嫌な思いをさせたいわけではないのです
「ぐちゃぐちゃ」という言葉を使った彼らも(2度ww)
気候変動のことは知っているでしょうし
グレタ・トゥンベリさんのアクションも さらりとご存知でしょう
だけど
それとこれは結びつかない
今 目の前のプラスチックを減らすことと
未来の地球がどう繋がるかが結びつかない
これが私たちの抱える課題なのだと思いました
時代がまた変わればきっと見方も変わります
プラスチックの使用量がぐんと減り
紙やもっとエコなものが主流になり
もしそれで少しコストがかさむならば
そこは気持ちよく支払って
形がピシーっと四角でなくても気にしない
そんな時代がきたら
当たり前の選択となっていくでしょう
誰かが変えてくれる時代を待つのではなくて
私たちが時代を選び つくっていくのだということを
まだ10代の人の方がよく理解しています
だからちょっとカジってる30代そこそこのわたしが
図々しいおばさんに片足突っ込んだわたしが
「紙で。」
のアクションを小さくやっていきます
そもそも仲の良い人には包装さえなくてもいいかもしれない(ご理解よろしく)
けど開ける時のワクワク感はやっぱりプレゼントの一つなので
小芸で楽しませることにするね
プラスチックが全部だめー!なんて極論ではなく
代替できるものは替えていきたいというお話
ドイツなんて
油が染み出してくるけどパン屋さんで買うドーナツだってペーパーバッグでした
困ることもあったけどそのうちに慣れて「そんなもの」になってくるものです
「そんなもの」を少しずつ生活に取り入れてみることが
とりあえずできる小さな一歩
ご一緒にどうでしょう
写真はフランス・プロヴァンスの八百屋さん。
ここは薄くてデザインのかわいいペーパーバッグでお買い物ができました
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