パーティで思わぬ 砥石

今日はとっても嬉しい日でした

娘が またひとつ強くなりました



パリに戻り 友人宅にお世話になっています

今日は2日連続で行われた パパのお誕生日パーティの2日目で
何人かの子どもたちがやってきました

そこで 
簡単に言うと
娘は仲間外れにされてしまいました



子どもたちはもともと仲良し

男の子に人気なベイブレードで
いつもの仲良しだけで遊びたかったのかもしれません

言葉も通じないから煩わしさもあったのかな



娘は わたしのところに 
悲しそうに悔しそうに言いにきました

一人だけ「ダメ」と言われ お部屋に入れてもらえない と


娘にせがまれて
わたしも「一緒に遊んでほしい」と言いに行きましたが
受け入れてもらえませんでした
それも言葉の壁によって ゲストの子どもたちには伝わらず


意地悪をして楽しんでいるというわけではなさそうだったし
なんとなく幼い男の子の気持ちも分からないわけではありません

子どもたちは みんなそれぞれのステージで成長しているところ


その子のお母さんをとても信頼しているので
彼のことはお母さんに任せて



問題は わたしが娘をどう導くか



どんな言葉をかけ
どこまで介入するか

親だって試験を受けている感じです;



わたしも仲間に入れてもらえない娘を見るのは辛かった

小学生の頃に味わった仲間外れの惨めさを思い出しました



娘は悲しんでもいましたが 怒ってもいました



怒っていい

嫌だ、そんな扱いは受けたくないということは伝えていい


彼女が自尊心のようなものを持ってることが分かりホッとしました



それからは わたしと別の遊びをしながらも
娘は何度も何度も一緒に遊びたいと言いに行きました

その度にプンプンしてわたしのところに戻ってきます
一人で別の部屋に行くこともありました


「もうこれからずっと遊ばない!」
なんて言いながら何度も行く娘

しばらくたって
少し大きなお姉ちゃんと ママや他の大人による働きかけのおかげで
ようやく仲間に入れました

それからは一緒に楽しそうに遊んでいました



わたしは彼女の
何度も何度も挑戦しに行く姿がとってもたくましく強く見えて嬉しかった

ちょっと前ならば 
ただ悲しんで泣くだけだったかもしれません

だれかが男の子を叱り 解決してくれるのを待っていたかもしれません


でも逃げずに乗り越えました

仕返しをしようとはしないし
悪く言うことはありませんでした


それだけでなく この経験から
いつか仲間外れにされている子をみかけたら
娘は だれかの痛みに少しでも寄り添うことができるのです



娘をものすごく誇りに思いました


いっぱいいっぱい褒めました


本人は
「今日は嫌だったから日記は書かない」
と言っていましたが(そもそも週1くらいしか書いてないのにw)

わたしが
「ママは最高に嬉しい日だったよ、強くなったねたくましくなったね
優しくなれるよ、優しいというのは強いんだよ」
と伝えると
「筋肉ムキムキ!」と言いながら嬉しそうに眠ったのでした




親が見ていても胸が痛い時間もありましたが
痛みを知らずに大きくなることは望みません

いえ
本当は 痛みを知らずに人の痛みを理解してほしいという勝手な思いはありますがww

それは無理だし
成長は痛みを知ることでもあります


痛みというとネガティブですが
磨かれているような そんな感じですね




あぁ嬉しい日



そしてケーキはやっぱり美味しいパリ

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