フランスと かわいそうの話

フランスでは
フランス語で声をかけられることが多いです

「話せるかな…」
と探りをいれながら話されるわけでもなくとてもナチュラルに


10年前に行ったブルキナファソで鍛えた経験から
「ジュヌパレパ フランセ ポワ」=わたしはフランス語を話せません
これだけは言えますので 何かにつけて連発しているのですが
どこからどう見ても生粋のフランス人には見えないわたしなので
それだけ移民が多いということの表れだと思います


話せないと言っても
「そうなの、でもね」って感じで 
構わず話してくる人が何人もいておもしろい( ^ω^ )


パリでは貧しさも見ました
物乞いも多いし
そもそも駅がバリアフリーじゃありません

エスカレーターもエレベーターも
ちょっと大きい駅にしかありません

絶望的でした

地下鉄が発達している ということは
そういうことも配慮されるほどに発展しているかと
勝手に期待していましたがアンバランス


多様性の豊かなパリでそれはちょっと驚きました

バリアフリーのインフラ整備は
その国の豊かさに繋がるのでは と思っています

必要性を理解し
そこにお金をかけられるかどうか


ファッションも街並みもやっぱり美しいけれど
華やかで先進的なイメージとは裏腹な現実があるようです


***


先日 「難民の方の話を聞いて 可哀想だと思いますか?」
と聞かれました


わたしは自分でも驚くほど
「かわいそう」だと思えません

聞くだけでゾクッとする話もあるし
家族への想いを聞けば胸が締め付けられるし
逃げてくる過程も どれだけ大変だったろう と苦しい気持ちになることはあり
その体験に心を寄せて理解したいと思うけど
かわいそうだと思うことはとにかくありません


その体験が彼らを強くし
彼らにしかできないことをしていきます


だけど子どもに対しては かわいそうだと思います

大人に翻弄されて恐怖を味わっていることを思えば涙も出ます


でもそれでも
彼らは私たちとは違う視野で未来をつくることができます

翻弄されるけど
その中で培われるたくましさや優しさは尊い


同じ経験をしてもどう捉えるかはその人次第です


わたしは生命力と 精神力を信じて
ただただ それぞれの幸せを祈るだけ

2つ以上の写真のアップロードができない事態。
良い写真をいっぱいご紹介したいけれど残念ながら…
どうしたのー!困った!

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