今日を過ごせてよかった。
覚悟ができているかというとそれはないけど
もしかしたらあらゆるものを失くしてしまうかもしれない
ということは理解をしています
災害現場を見ていると
被災をした人たちと自分に何の差があろうかと
感じることはよくあるもので。
隣に暮らすこの人とあの人の運命を分けたものはなんだろうかと 整理したくもなるし
それはもう人間の意識の及ぶ範疇ではない気もする。
今日がとても良い日でした
娘のトランポリン教室に行き
熊本で活躍する30人のクリエイターたちが手掛ける 冊子の祭典「味噌天ZINE」を見に行き
おいしいものを食し
今日が最終日となった谷川俊太郎展を見に行き
パネルを展示してくれている くまもと森都心プラザへ行き
娘の行きたいお店に行って帰る日でした
味噌天ZINEを作る1人、井関麻子氏の「偏愛おやつ」の写真を撮らせていただいて
それがどんな仕上がりになったのか楽しみでもあったし
彼女がそこにどんな言葉をのせたのか、が彼女のファンとしても楽しみだったし
彼女の紡ぐ言葉に見合った写真の仕上がりになっているのか ちょっとの心配もありました。
それから、尊敬してやまない友人たちの作品も ものすごくものすごく楽しみで。
体調を崩していなかったならば、
3日に目当てのZINEを買い
うっとりしながら愛でたい気持ちで、仕事の合間に癒されたはずです。
でも今日買った5冊は全然違う意味を持つことになったの。
「明日、避難所で読む」
避難なんてしたくないけども。
でも何でも経験はせねば、という気もしてる。
熊本地震の時も避難所には行きませんでした
娘は寝れるかな
足らないものはないかな
停電続きで仕事進まなかったらどうしよか
が現実的なところ
だと思いたいけれど
家は大丈夫かな
おとといトイレのリフォームが終わったばかりなのにな
飼い犬のオードリーは一緒に避難できないから父は家に残ると言う
町が
熊本が
九州が
壊滅的被害を受けたらどうなるだろうか
なんてことさえ視野に入ってきました
だけど明日、避難所で停電になるまで
大好きな人々の脳内を覗き見れるこの冊子たちを じっくり眺めようと思うと
ぽっと心に灯がともりました
まだ開かずに楽しみにとっておく。
5冊ZINEを買った後見に行った谷川俊太郎展。
明日何が起こるか分からないとして
彼の展示を見に行けて本当によかった。
彼の愛する言葉が美しかったし
「深さ」が見えた
ちょっと研ぎ澄まされた今だから 敏感に感じ取っているかもしれない
「もしかすると結構ヤバいかもしれない」
が目の前にあると
こんなにも心に必要なものが何か分かるのかと 不思議でもあり とても心地よいのですね
中東に行くよりも生命や感覚が研ぎ澄まされています
ただ、すっかり夕方になって家に帰ると
父が1人で家の対策を施していたことは申し訳なかったな←
命を守る行動を、と言われるけど
「犬はいいから避難所に行こうよ」とは言えない
コロナで避難所も人数制限がある
動物も一緒に、はかなわない
じゃあ家にいる、と泣く娘
オードリーにお守りをつくって、納得しました(じぃじにも作ってあげておくれよ)
それにしても
対策ができるって、それだけでありがたい。
地震は前兆なし、
先日の水害もその時になるまで現地の人たちもよく分かってなかった
台風は去ってくれる。勢力が弱まればいい。
あーだけど朝起きたら消えてないかな台風
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